胆嚢粘液嚢腫破裂と低血糖によるショック
アネス動物病院石塚です。
最近は外科手術症例がたくさん増えています。
もともと多い方ではありますが、この1週間で
・猫の扁平上皮眼に対して根治治療を目的とした下顎半切と上顎骨一部切除術
・猫の門脈体循環シャント
・猫の甲状腺機能亢進症に対して甲状腺摘出術
・胆嚢破裂のため緊急胆嚢切除術
またこのあと予定されているもので
・副腎腫瘍摘出術
・胆嚢摘出術
・膝蓋骨内方脱臼
・前十字靭帯断裂
などを行っていきます。
「外科手術で困った時はアネス動物病院」
そんな立ち位置の動物病院としても役割を果たしていきたいと思っています。
さて、
今回は低血糖性のショックを併発した胆嚢粘液嚢腫が原因で、
元気や食欲低下、嘔吐などを示すワンちゃんに対して
・点滴による脱水補正
・血圧コントロール
・抗菌薬治療
などの術前管理を行い、手術をより安全に行うことができました。
胆嚢摘出の周術期死亡率は異常に高いのですが、
術前の管理と手術中は麻酔を得意とする石塚と外科専門医が確かな安心を提供できますし、
術後管理も石塚が得意としています。
また夜間救急で腕を磨いてきた岩木、今井もおりますし、
大学の内科で全身管理を学んだ越田もおります。
アネス動物病院は、
地域のホームドクターとしてだけでなく、
高度医療や他の病院では治療が難しい病気まで、幅広く対応していきます。
2024.05.09