病院が進化しても、診察したくない方がいます
VES合同会社・アネス動物病院代表の石塚です。
今日は少し厳しい内容になります。
快く思われない方もいるかもしれません。
それでも、スタッフと、本当に医療を必要としている動物たち、
そして信頼してくださる飼い主様を守るために、私の考えをお伝えします。
まず最初にお伝えしたいことがあります。
アネス動物病院にご来院くださる飼い主様の99%以上は、本当に素敵な方ばかりです。
日頃から温かいお言葉やご理解、ご協力をいただき、
スタッフ一同心から感謝しています。
一方で、現在のアネス動物病院は、
私たちの想定をはるかに超えるスピードで成長しています。
その結果、待合室が狭い、駐車場が少ないなど、
多くのご不便をおかけしています。
これは病院側の責任です。
スタッフ全員が毎日のように改善策を話し合い、
私は土地の選定や資金調達など、新病院建設に向けて日々走り回っています。
ご迷惑をおかけしていることについては、心よりお詫び申し上げます。
だからこそ、ご意見をいただくこと自体は大変ありがたいと思っています。
実際に、「こう改善したらもっと良くなると思います」と温かくご指摘くださる飼い主様も多く、
そのようなご意見は病院を成長させてくださる大切な財産です。
しかし、先日このようなことがありました。
カートをご利用の飼い主様から、
「階段があるのはおかしい。」
「待合室が狭い。」
という理由で受診をキャンセルされました。
また別の日には、
「スロープをすぐに工事しろ。」
「スリッパに履き替えるなんてあり得ない。」
というお電話もいただきました。
さらに夜間診療についても、
「夜間をやっていないなら、ちゃんと書くべきだ。」
という口コミをいただきました。
現在のホームページには夜間診療を行っているとは記載しておらず、
お電話でも必ず「夜間診療は行っておりません。夜間動物病院をご利用ください」とご案内しています。
もちろん、そう感じられたこと自体を否定するつもりはありません。
ただ、私が許容できないのは、自分の考えや基準が絶対に正しいという前提で、
一方的に病院やスタッフを責めることです。
物事には、それぞれの立場や事情があります。
価値観も人それぞれです。
その方にとっては正しいことでも、私たちには私たちの考えがあります。
そして、このブログも私の価値観を書いているだけです。
私も自分の基準で、「こういう病院でありたい」「こういう方と一緒に医療をしたい」と発信しています。
決して、私の考えが絶対に正しいと言いたいわけではありません。
だからこそ、この考え方に共感できない方は、それで構いません。
価値観が違うだけです。
ですが、その価値観の違いを、
一方的なクレームや口コミ、スタッフへの強い言葉でぶつけることは違うと思っています。
スタッフも一人の人間です。
毎日、目の前の命のために必死に働いています。
そのスタッフが傷つくような対応をされる方とは、信頼関係を築くことはできません。
そして、その対応に時間や労力を費やすことで、
本当に診療を必要としている動物たちや飼い主様をお待たせしてしまいます。
それだけは絶対に避けたい。
だから病院がどれだけ大きくなり、設備が整い、待合室や駐車場の問題が解決したとしても、この考え方は変わりません。
スタッフや他の飼い主様への敬意を持てない方の診療は、お断りすることがあります。
私たちは、すべての方に選ばれる病院を目指しているわけではありません。
アネスの医療や考え方に共感し、お互いを尊重しながら一緒に動物たちのために歩んでくださる方と、長く信頼関係を築いていきたいと思っています。
病院はまだ完成形ではありません。
これからも設備も、診療体制も、サービスも改善し続けます。
それは、アネスを信頼してくださる飼い主様へ、もっと良い医療を届けたいからです。
このブログを読んで、「感じが悪い病院だな」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
それも一つの価値観です。
ですが私は、自分のスタッフが安心して働ける環境と、
本当に困っている動物たちに十分な時間を使える病院を守ることを選びます。
その姿勢だけは、これからも変わることはありません。
2026.08.01
