大きな飛躍のための小さな試練
アネス動物病院 石塚友人
いまアネス動物病院は、大きな転換期を迎えています。
日々の診察や救急対応、手術はいつも通り淡々と行われていますが、
この裏側では、ここ数年で最大規模のプロジェクトが一気に動き始めています。
■ 同時に動く“大型3案件”
まずは現在進行している主な計画を。
① アネス本院の移転拡張(数億円規模)
高度医療、救急、ICU、24時間看護、研修医育成
これらを本気で実現するためには、今の建物では限界があります。
そのため、未来のアネスの基盤となる総合医療センターへの移転を決断しました。
② 旭川院:1億円規模夜間のみの新拠点
夜間救急に特化した拠点。
北海道の医療アクセスを広げる重要な一手となります。
③ ブランディング制作:総額2,500万円
そして今回、最も大きな決断がこれ。
動物病院業界ではほぼ例がない規模で、
本気のブランド構築に踏み切りました。
動画、Web、採用、ストーリー、ビジュアル。
アネスという存在をプロとともに“ゼロから作り直す”1.5年のプロジェクトです。
■ 正直に言います。精神衛生は安定していません(笑)
これだけの規模の投資が同時に走れば、プレッシャーがないはずはありません。
実際、夜寝る前、ふと電卓を見ては
「これ、本当に大丈夫かな…」
と思う瞬間がある。
月次キャッシュフローで回せるかどうか、ギリギリのラインを攻めているのは確かです。
でも、それでも止まれない理由があります。
アネスが目指すのは
「北海道で最も救える動物病院」
その先には
「日本一の動物病院」
という明確なゴールがあるからです。
中途半端な投資では、到達できない領域に挑んでいる。
だからこそ、この今の状況は
“大きな飛躍のための、小さな試練”
にすぎないと覚悟しています。
■ なぜ、ここまでブランディングに投資するのか?
動物病院で2,500万円のブランド投資。
多くの人は「やりすぎだろう」と思うかもしれません。
でもこの答えは、とてもシンプルです。
① アネスの本当の姿を正確に伝えるため
アネスには救急・集中治療・外科・麻酔・歯科・眼科など、
多くの専門領域に強みがあります。
しかし現在、
その価値が十分に伝わっていない。
普通の動物病院と同列で見られるのは、正直もったいない。
どんな想いで医療を提供し、
どんな命と向き合い、
どんな未来を見ているのか。
それを正しく伝える仕組みが必要でした。
② スタッフが迷わぬよう“光”をつくるため
人数が増え、専門性が高まり、役割が多様化すると、
同じ方向を向くのが難しくなります。
だからこそ、
アネスがどこへ向かうのか
どんな価値観で動くのか
どれほどのスピードで成長するのか
これらを言語化し、可視化し、共有し、ズレなく伝えていく必要がある。
スタッフ一人ひとりが迷わずに進むための“道筋”をつくるのは、
リーダーである私の役目です。
③ 飼い主様が迷わないため
飼い主様は、本当に困った時、どこを頼ればいいか迷います。
「夜間の救急はどこへ行けばいい?」
「高度医療を受けたいが、どこなら安心できる?」
「命を預けられる病院はどこか?」
その答えを、迷わずアネスにしていただくために、
ブランドとしての信頼を可視化する
必要がありました。
■ トゥモローゲートと1.5年のプロジェクトへ
今回、一緒にブランド構築を行うのは大阪のトゥモローゲート。
国内トップレベルのブランディング会社です。
最初は正直、本当に悩みました。
「この金額、本当に払うべきか?」
「今じゃないのでは?」
「もし失敗したら…」
でも最終的にはこう結論付けました。
日本一を目指すなら、日本一の会社と組むしかない。
スタッフの未来、北海道の獣医療の未来、救える命を増やす未来。
その全てに必要な投資だと覚悟しました。
■ 最後に:これは通過点でしかない
金額は大きい。
プレッシャーも大きい。
不安もある。
でも、この投資を乗り越えた先には、
確実にアネスの未来が広がっています。
札幌本院を中心に、旭川の夜間、そして道東・道南へ。
北海道全域の命を守るネットワークを構築していく。
救命率を全国トップレベルに引き上げる。
その道の途中にある“ひとつの試練”が、まさに今です。
だからこそ、胸を張って言えます。
これは、大きな飛躍のための小さな試練。
これからのアネス動物病院に、ぜひ期待してください。
アネス動物病院
石塚友人
2025.11.26
