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アネス動物病院

代表のつぶやき

夏は要注意!短頭種の熱中症と呼吸困難

〜フレブル・パグ・ペキニーズなどは特に注意!〜


こんにちは。
札幌市中央区 アネス動物病院 代表の石塚です。


最近は時間に追われる日々ですが、

通勤や移動中も読書とChatGPTでのビジネス壁打ち、獣医療の学習、講演や執筆活動などに励んでいます。


特に最近は、以下の分野を重点的に勉強しています:
• アトピー性皮膚炎
• 眼科
• 整形外科(パテラ・靭帯損傷)
• 血行動態(右心・肺循環)
• 腸内細菌・マイクロバイオーム


総合診療医として、より多角的な診療ができるようになってきたと実感しています。
病気の背景には、生活習慣や食事、環境が密接に関係しており、表面的な治療だけでは本質的な改善にはつながりません。


私の診察枠は常に埋まっておりますが、調整できる場合もございますので、お気軽にお問い合わせください。


🔸本題:夏の暑さで命を落としかける短頭種たち

最近、短頭種気道症候群による呼吸困難の症例が増えています。

北海道でも30℃近い日が続いており、熱中症リスクが急上昇中。


先日も、フレンチブルドッグの子が「いつも通りのブヒブヒ呼吸」だったはずが、急に苦しみ始め、気道が腫れて命の危機に…!

緊急治療ののち、外科手術を行い、無事に元気に退院されました。


🔸「昔からこういう呼吸なんです」は危険なサインかも

短頭種特有の「ブヒブヒ」という呼吸音。
それ、実は“異常”かもしれません。

以下の手術で呼吸は劇的に改善できます:
• 外鼻孔拡大(鼻の穴を広げる手術)
• 軟口蓋切除(喉の奥の軟部組織を切除)
• 喉頭小嚢切除


早期に処置を行うことで、命を守れるケースがたくさんあります。



🔸短頭種の麻酔管理にも自信があります

アネス動物病院では、

麻酔・集中治療・外科に強いスタッフが揃っており、短頭種の全身麻酔にも精通しています。
「どこよりも安心できる環境で治療したい」――そう思ってくださる飼い主様のために、常に全力を尽くしています。



🔸気になる症状があれば、すぐにご相談ください


「様子見」で手遅れになる前に、ぜひ一度チェックを。

2025.07.16