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アネス動物病院

代表のつぶやき

仕事の本質



先日、あるテナント契約の件で、結果として約800万円を失うことになりました。

正直に言います。

めちゃくちゃ腹が立っています。

800万円という金額が大きいから、というのももちろんあります。
でも、自分がこれだけ怒っている理由は、それだけではありません。

僕にとってこの800万円は、どこかから突然湧いてきたお金ではありません。

アネス動物病院を信頼して、大切な家族である犬や猫を任せてくださった飼い主様。
VESのセミナーに参加し、お金を払って勉強してくださった獣医師や愛玩動物看護師の皆さん。

そういう方々が、僕たちの仕事に価値を感じて支払ってくださったお金です。

僕たちは、そのお金を会社として預かり、スタッフの給与を払い、
新しい医療機器を導入し、教育に投資し、より良い医療やサービスをつくるために使っています。

だからこそ、こんな形で800万円を失うことが、本当に悔しい。


そして今回、僕が金額以上に腹を立てているのは、「仕事に対する考え方」です。

僕は、仕事というのは、

誰かの困りごとを解決すること。
誰かの役に立つこと。
そして、その結果として対価をいただくこと。

だと思っています。

これは獣医療でも、教育でも、不動産でも、どんな仕事でも同じだと思っています。

相手が何に困っているのか。
何を期待して自分たちにお金を払っているのか。
どうすれば、その期待以上の価値を返すことができるのか。

仕事をするときのベクトルは、自分たちではなく、常に相手に向いているべきだと思っています。


だから今回の件では、単純に「800万円損をした」ということ以上に、
その仕事の姿勢に対して強い怒りを感じました。

契約だから。
ルールだから。
書いてあるから。

もちろん、ビジネスでは契約は重要です。

でも、僕はそれだけで仕事をしたくありません。

「契約上問題ありません」で終わる仕事ではなく、

「この人は何に困っているんだろう」
「自分たちに何ができるだろう」
と考える人たちと仕事をしたい。

そして、アネス動物病院やVESで働くスタッフにも、そういう仕事をしてほしいと思っています。


獣医療だって同じです。

検査をしたからお金をいただく。
手術をしたからお金をいただく。
薬を出したからお金をいただく。

僕は、それだけでは違うと思っています。

飼い主様が困っていること、不安に思っていることを解決する。
そのために僕たちが持っている知識や技術を使う。
そして「ここに来てよかった」と思っていただく。

その結果として、対価をいただく。


VESも同じです。

セミナーを開催したから参加費をいただくのではありません。

参加してくれた人が、
「明日の診療が変わった」
「今まで分からなかったことが分かった」
「この症例を救えるかもしれない」
そう思える価値を提供する。

その結果として、お金をいただく。

僕はそういう仕事がしたい。

そして、そういう会社をつくりたい。

今回失った800万円は大きいです。

今でも腹は立っています。

たぶん、しばらく腹が立っていると思います(笑)。


でも今回の件で、改めて自分がどんな仕事をしたいのか、
アネスやVESにどんな仕事をしてほしいのかは、より明確になりました。

相手の困りごとを解決する。
期待された以上の価値を返す。
そして、その結果として対価をいただく。

当たり前のことかもしれません。

でも、この当たり前を徹底できる会社は、意外と少ないのかもしれません。

だからこそ、アネスとVESはそこにこだわりたい。

今回の800万円を「いい勉強になった」の一言で済ませるつもりはありません。

腹が立つものは腹が立つ。
悔しいものは悔しい。

でも、この経験も無駄にはしません。

アネスとVESは、絶対にこういう仕事をしない。

今回の出来事を通して、それを改めて強く思いました。

2026.09.08