膝蓋骨内方脱臼について
こんにちは。アネス動物病院代表の石塚です。
以前もお話ししましたが、改めて膝蓋骨内方脱臼(パテラ)について書きたいと思います。
3月23日・24日の2日間で、パテラの手術を5件実施させていただきました。
いずれもグレード2〜3の症例で、術式は以下の通りです。
• 滑車溝造溝術
• 脛骨粗面転移術
• 関節包縫縮
手術時間は30〜40分程度
麻酔の導入から術後の管理まで含めて、全体で約1時間の工程です。
このわずか1時間で、将来的な関節炎の予防が可能になります。
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パテラの怖さ
パテラのやっかいな点は、進行すると症状が分かりにくくなること。
一時的に症状が消えたように見えて、「治った」と勘違いされるケースもあります。
しかし、実際には進行していて、気づいた頃には関節炎が進んでいることも少なくありません。
パテラは整復できても、関節炎は治せない。
これは、とても大切なポイントです。
ですから、違和感があれば早めにご相談いただきたいですし、症状がない場合でも定期的な触診をおすすめしています。
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アネスの強み
そしてもう一つ大切なのが、麻酔と疼痛管理です。
どう伝えたらいいか難しいのですが……
アネス動物病院では、術後の回復が本当に早いんです。これは私の主観ではなく、実際に他院で働いてきたスタッフや、全国から見学に来られる方、そして多くの飼い主様の声です。
私たちは「手術が終わればOK」とは考えていません。
動物たちが感じるストレス、術後の痛み、不安、それらすべてを含めてトータルでケアする。そこにアネスの存在意義があります。
外科手術、入院管理、麻酔・疼痛管理――
この分野において、私たちは他のどの病院にも負けない自信を持っています。
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少しでも不安なことがあれば、ぜひお気軽にご相談くださいね。
アネス動物病院は、あなたと動物たちの未来のために、最善を尽くします。
2025.03.28