門脈体循環シャントPSS
アネス動物病院石塚です。
私が運営する会社は主に2つあります。
1つは、麻酔や集中治療などを獣医師や愛玩動物看護師に教える教育関連と
全国で麻酔を必要とする獣医療関係者や飼い主様への技術提供
2つめは、アネス動物病院
です。
ビジネスとしてはB to BとB to Cで手法もアプローチも違いますが、必ず共通することもあります。
それは、
「人と人の関わり合い」
です。
当たり前ですが、人を幸せにすることで、その対価としてお金をいただきます。
私達は顧客(動物病院の方々や飼い主様とその犬猫)に満足していただかないといけません。
だから相手の需要を満たせなければ苦情に繋がるし、そもそもビジネスとしては成り立ちません。
ただ、サービスを提供する側が評価されるのが当たり前になっている世の中(Google口コミとか)ですけど、
サービスを提供する側にも人権やプライドがあります。
私は典型的な泥臭い人間なので、人の好き嫌いがあります。
(基本はみんな好きなんですけどね💦)
サービスを提供する側も同じ人間ですから、お客様の言動に対し様々な感情が沸くのも当然です。
一方的に評価されるお店側はとても不利な戦いを強いられますけど、
どんなことがあっても最後は人と人の助け合いで世の中は成り立ちますから、
今一度【お互い様】という言葉を持ちつつ、仕事していきたいなと思ったりしてます。
その上で今のアネスに足りないサービスは必ず改善させていきます。
さて、本題です笑
毎回どんだけ前振り長いの…という感じですけど、健康診断がとても好評です。
我ながらとても深い健康診断をしていると思いますが、わずか1週間で門脈体循環シャントPSSを3症例診断しています。
まだ疑いの患者様含めれば、まだPSSはたくさんあるのかもしれません。
自分でもこんなに見つかるものかなと思う反面、おそらく見過ごされて生活している子が世の中にはたくさんいたりするのかなと思ったりもします。
肝臓の数値が高いと言われたことがある、ヨダレがよく出ている、ちょっとうちの子体格小さいかも?
などあれば安心健康診断プランを受けてみても損はないですよ。
PSSは先天的な血管異常によって、本来肝臓で解毒されるものなどが、
肝臓を経由せずに全身に流れてしまうために発作を起こしたり、
そもそも肝臓に栄養が供給されないために肝臓が小さかったりして、
必要なタンパク質が作れないが故、さまざまな症状が出ます。
手術すれば治るのですが、場合によっては出来なかったり、
1回で手術が完結しなかったりとなかなか大変なこともあります。
手術後も結紮後発作症候群といって、発作が止まらない場合もあったりもします。
ほとんどが助かりますが、そのためには早期発見が大切なんです。
だから早く来てくださいね。
早く気づけていれば…をなくすための健康診断プランですから。
2024.07.17