夜間診療はこちら instagram
お電話でのお問い合わせはこちら 電話アイコン 011-522-7630
営業時間外のご予約はこちら 電話アイコン 050-5536-5941
インターネットアイコン オンライン予約
オンライン予約 夜間診療 公式Instagram

アネス動物病院

代表のつぶやき

治らないのは獣医師のせい?



アネス動物病院の石塚です。


色々な病院の先生と話していると、治療がうまくいかない症例について
一生懸命悩んでいる方がたくさんいます。

毎日たくさんの動物を診療している中で、目の前の一頭のために時間をかけ
調べ、考え、ほかの獣医師にも相談する。

その姿勢は、本当にすごいことだと思います。

治る病気もあれば、現代の獣医学では治しきれない病気もあります。
適切な治療を尽くしても、望んだ結果に届かないこともあります。

私たちは、その現実に日々悩んでいます。


ただ、それとは別に、非常にもどかしく感じることがあります。

治療によって改善が期待できるのに、治療を続けるための協力関係が築けないことです。

自己判断で薬をやめてしまう。
必要な再診につながらない。
インターネットやAIの情報と、その子自身の診察・検査結果が異なるときに、十分な話し合いができない。

その結果、治療の機会を逃してしまうことがあります。

もちろん、薬を続けられない理由や、受診できない事情があることもわかります。
費用、時間、副作用への不安。私たちの説明が足りず、納得できていないこともあるでしょう。

だからこそ、困っていることや疑問は、率直に話していただきたいと思っています。

「薬を飲ませられない」
「この治療が不安」
「費用的に難しい」
「別の情報を見て迷っている」

それがわかれば、一緒に別の方法を考えられることがあります。


獣医師には、説明し、提案し、治療する責任があります。
そして治療を進めるには、飼い主様の理解と協力が欠かせません。

これは、うまくいかなかった結果をすべて飼い主様の責任にする話ではありません。
病院側に問題があれば、当然、向き合って改善すべきです。

一方で、結果が悪かったという理由だけで、診療のすべてが間違っていたとも言い切れません。

口コミの言葉だけでは、どのような病状だったのか、
どんな説明や選択があったのか、その過程までは見えないこともあります。

私たちが何より悔しいのは、救える可能性があった命を、病気そのものではなく、
人と人とのすれ違いによって救えなくなることです。


これからも「救える」命を救うために、考え、学び、治療を続けます。

そして、そのために必要なことは、時に厳しい内容であっても、
誠実にお伝えしていきたいと思っています。

動物医療とはいえ、最後は対人です。

目の前の動物のために、同じ方向を向いて治療に取り組める関係を築いていきたいと思います。

2026.10.14