猫のおしっこが出ないときは?動物病院を受診する目安

愛猫が何度もトイレに入っているのに、おしっこが出ていない。
「このまま様子を見ていいのだろうか…」と迷う飼い主さんも多いと思います。
しかし、猫がおしっこを出せない状態は、尿道が詰まる「尿道閉塞」の可能性があり、命にかかわることもあります。
特に、排尿しようとしているのに尿が出ていない、または数滴しか出ていない場合は、できるだけ早く動物病院へご相談ください。
注意が必要な症状
- いつもより頻繁にトイレに入る
- 排尿する姿勢をとっているのに尿が出ていない
- 尿が数滴しか出ない
- トイレの中で長時間いきんでいる
- 排尿時に鳴く、痛そうにしている
- 陰部をしきりになめている
- 血尿が出ている
- トイレ以外の場所で排尿しようとする
- 落ち着きがなく、何度も姿勢を変える
- 食欲がない、吐いている
- ぐったりしている
トイレに何度も入っているのに、尿がほとんど出ていないこともあります。トイレに入った回数だけでなく、猫砂に尿のかたまりができているか、その大きさや量も確認してください。
猫のおしっこが出ないのは、なぜ危険?
尿道が詰まると、腎臓でつくられた尿を体外へ排出できなくなります。
そのまま時間が経つと腎臓の機能が低下し、体内の老廃物やカリウムなどが排出されず、全身状態が急激に悪化することがあります。
重度になると、不整脈や意識障害などを引き起こし、命にかかわる可能性もあります。
特にオス猫は尿道が細く、尿道閉塞を起こしやすいため注意が必要です。
朝まで様子を見てもいい?
「おしっこが出ていない」「数滴しか出ていない」という場合は、ご相談ください。
尿道が詰まっているかどうかをご家庭で判断することは困難です。
まだ元気や食欲があるように見えても、時間の経過とともに急速に状態が悪化することがあります。
尿が出ているか分からない場合も、まずはお電話で状況をお聞かせください。
受診前に確認しておきたいこと
受診前に、可能な範囲で次のことをご確認ください。
- 最後に普段どおりの量の尿が出たのはいつか
- トイレに入る頻度はどれくらいか
- 尿はまったく出ていないか、少量は出ているか
- 血尿がないか
- 排尿時に鳴いたり、痛がったりしていないか
- 食欲や元気はあるか
- 吐いていないか
- これまでに膀胱炎や尿道閉塞を起こしたことがあるか
- 現在治療中の病気や、服用している薬はあるか
可能であれば、排尿しようとしている様子を動画に残したり、尿の量が分かる猫砂のかたまりなどを撮影しておくと、診察の参考になります。
やってはいけないこと
尿を出そうとして、お腹を強く押したり、揉んだりしないでください。
また、人間用の薬や以前処方された薬も、自己判断で与えないでください。
無理に水を飲ませたり、長時間様子を見たりせず、できるだけ早く動物病院へご相談ください。
動物病院で行う検査・治療
膀胱に尿がたまっているか、尿道が詰まっていないかを確認します。
状態に応じて、血液検査や尿検査、超音波検査、レントゲン検査などを行うことがあります。
尿道閉塞が確認された場合は、尿道にカテーテルを通して詰まりを取り除き、尿を排出する処置が必要です。全身状態によっては、点滴や入院治療を行います。
検査や治療の内容は、猫の状態や閉塞の程度によって異なります。
アネス動物病院では、9:00~12:00/16:00~19:00の通常診療(年中無休)に加え、月曜日〜金曜日(祝日を含む)の20:00〜深夜2:00まで夜間診療を行っています。
ご来院前にお電話で状況をお伝えください。
TEL:011-522-7630
2026.09.08
