アネスが目指す高度医療
MESSAGEアネスが目指す真の高度医療とは
高度医療となると、高度な医療設備や病院の大きさが注目されがちですが、アネス動物病院が目指す高度医療は獣医師と愛玩動物看護師そのものの質、つまり知識と技術が整うことで可能となる高度な診断と治療であり、医療機器に依存しない医療です。当たり前のように思うこの知識と技術の差が獣医療の質を大きく変えます。もちろん高度医療を実現させる医療機器を整えていきますが、それはゴールではなくスタート。知識と技術、そして医療機器の調和がアネス動物病院が目指す高度医療です。
また当院ではセカンドオピニオンを院内で完結できるよう、当院スタッフだけでなく、外部アドバイザーとのコンサルテーションを行なっております。飼い主様が感じる不安を複数の獣医師が集まり、知識を集結して診断治療を行っておりますので安心してお任せいただければと思います。
他院との違い
- 日本小動物外科専門医による外科手術
- 代表による高度な麻酔周術期管理
- 各科専門アドバイザー
- ありとあらゆる外科手術を院内で実施可能
- 麻酔専従医によるきめ細かい麻酔管理
- 集中治療専従医と愛玩動物看護師による手厚い術後管理
- 骨髄検査、関節液検査、内視鏡検査なども迅速に実施
- 内分泌などのホルモン検査、糖尿病管理はLINEでテーラーメイド治療
- 専門家との連携で院内で完結できる独自のセカンドオピニオン、サードオピニオンシステム
アネス動物病院の施術例
僧帽弁形成術/心臓外科手術
いわゆる僧帽弁閉鎖不全症の外科治療となります。
従来は内服による内科治療が中心ではありましたが、現在は外科手術という選択が可能となりました。
当院では、JACCTの心臓外科チームによる僧帽弁形成術が実施可能です。
この手術は特に合併症対策が重要であり、術後1週間から10日はしっかりとした入院管理もしくは集中治療管理が必要となります。
ありとあらゆる合併症に対抗するために、血液ガス分析装置、人工呼吸器、生体情報モニターを最大限駆使し、術前の管理から手術、術後の集中治療までオールインワンでの治療を可能とします。
術後管理は石塚率いるアネス動物病院集中治療チームがサポートします。
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血液ガス分析装置
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集中治療用人工呼吸器
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生体情報モニター
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超音波診断システム
肺炎などによる呼吸不全治療
肺炎は軽症から重度までさまざまな症状を呈します。
特にその症状が重度の場合、動物が自力では呼吸することが出来ないため、人工呼吸器で呼吸をサポートする必要があります。
集中治療で使用される人工呼吸器は誰もが使えて、誰もが所持しているものではなく、動物の自発呼吸に合わせたアシストと適切な肺保護が重要となります。
さらにCTによる肺の画像的な評価に加え、気管支鏡を用いた気管内観察および気管支肺胞洗浄による細菌の同定や、肺炎の種類などを明確化し、適切な抗菌薬選択やステロイド使用の有無など、根拠に基づいた治療を可能とします。
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人工呼吸器搭載型
麻酔システム -
気管支鏡
発作(けいれん)重積治療
意識のない痙攣(てんかんのほうが馴染みがあるかもしれないですね)が1日に何十回も繰り返したり、10分以上もずっと痙攣していたり、発作の形は様々ですが、状況によっては麻酔薬によって頭を休ませる必要があります。
眠らせるだけと思われがちな作業にも多くの危険が潜んでいます。
低血圧、呼吸抑制、誤嚥、脳ヘルニア、脳浮腫、感染など1日頭を休めるのにも、これだけの合併症を気にする必要があります。
3種類や4種類の薬を組み合わせて眠らせ、時には脳波を測定し適切な麻酔深度を維持します。