移転は一旦中止。しかし、拡大は止めません。
こんにちは。アネス動物病院代表の石塚です。
本日は皆様に大切なお知らせがあります。
当初予定していた移転計画は、一旦中止する判断をいたしました。
粉骨砕身で挑んできた分、この決断には葛藤もありました。
けれども、移転先の条件、建物の規模、そして長期金利や借入額
すべてを冷静に見直した結果、
「今は攻めるときではない」という結論に至りました。
4億円という大きな借入を背負い、100点満点とはいえない環境に進むことは、私たちが目指す未来への逆行になりかねません。
もちろん、成長の歩みは止まりません。
2026年にはCTやMRIを導入し、2027年までに夜間診療も必ず実現させます。
そのうえで、よりよいご縁と出会えるよう、今は力を蓄えるときだと考えています。
「病院の成長」とは何か
これまで私は、設備投資こそ病院の未来を切り拓くと信じ、利益のすべてを設備に注いできました。
人材育成にも力を入れ、福利厚生や学術サポート、学会・実習参加も全面的にバックアップしてきました。
しかし、ここ最近、ある気づきがありました。
それは
人間的な成長への投資こそ、もっとも価値ある投資なのではないかということです。
私たちの仕事は、人と人との信頼関係が土台にあります。
どれだけ専門知識を持っていても、
相手とどう向き合うか、どう寄り添うかがなければ、信頼は生まれません。
言葉の選び方、態度、感情の扱い方
こういった「当たり前」こそ、実は一番難しく、誰も教えてくれないことです。
だからこそ、今後は技術だけでなく、
人としての魅力や在り方を育てる病院にしていきます。
アネス=石塚、ではなく
アネス=優秀なチーム
今のアネス動物病院は、「石塚先生に診てもらいたい」と言ってくださる飼い主様に支えられています。
本当にありがたく、感謝の念に堪えません。
ですが、私はここで立ち止まりたくありません。
石塚がいるからすごい病院ではなく、
アネス動物病院のスタッフが極めて優秀だからすごい病院
そう言ってもらえる未来を、本気でつくりたいのです。
そのために、同じ志・マインドを持った仲間を育て、チームで最高の医療を提供できる体制へと進化します。
投資の軸は「設備」から「人」へ。
どうかこれからのアネス動物病院に、さらなるご期待を。
引き続き応援よろしくお願いいたします。
2025.07.14